『外房犬・猫の会の歩み』 | |
《2001年》 | |
5月 | 外房犬・猫の会を立ち上げ |
8月 | 里親探しはじめる |
《2003年》 | |
9月 | 不妊手術1000匹達成 |
9月 | ジャスコ茂原店 黄色いレシート参加 |
《2006年》 | |
12月 | 不妊手術2000匹達成 |
《2010年》 | |
2月 | 不妊手術3000匹達成 |
外出する猫の場合には、手術を受けていないと繁殖してどんどん増えてしまう可能性があります。
また犬の場合でも、「うちの子は係留して飼っているのに知らないうちに妊娠していた」ということがあります。
係留していてもどこからか野良ちゃんが飼い主さんの知らないうちに迷い込んできてしまうこともあります。「まだ子犬だから大丈夫だろう」などと安心していると、親子や兄弟で近親交配してしまうこともあります。
近親交配では、遺伝疾患などの先天的な異常を持った子供が生まれてくるリスクが高くなります。
妊娠しても「きっと貰い手がある」と安易な考えを持たずに飼い主さんが生まれた命の全てを飼う覚悟がなければ、不妊手術を受けさせましょう。
不妊手術をすることで、全ての生殖器疾患を100%予防できるわけではありませんが、 手術によりある程度予防が可能な病気もあります。
☆オスの場合
精巣腫瘍、前立腺肥大、会陰ヘルニア、肛門周囲の腫瘍などの発生を防ぐ事が出来る。
☆メスの場合
子宮蓄膿症、卵巣腫瘍、乳腺腫瘍、などの発生を防ぐ事が出来る。
乳腺腫瘍の場合は、初めての発情(生理・犬の場合)が来る前に手術を受けた場合と、1回目、2回目の発情が来てから手術を受けた場合とでは、発生率に差があると言われています。 乳腺腫瘍の発生率を低く抑えたい場合は、初回発情が来る前に手術を受ける事が大切です。 また糖尿病の動物では、発情に関連してインスリンの効きが悪くなり、症状が悪化することが知られています。
近親交配では、遺伝疾患などの先天的な異常を持った子供が生まれてくるリスクが高くなります。
不妊手術を受ける事により、性格が穏やかになることが期待されます。
特に雄の場合は、不妊手術をしない場合は「テリトリー(縄張り)を守ろうとする意識」が強くなり、飼い主に歯向かったり他の犬に対して攻撃的になり喧嘩をすることが多くなる場合があります。不妊手術を受ける事により、性格が穏やかになることが期待されます。
また「過剰なテリトリー意識」により外部の環境や部外者などに対して神経質になり、様々な問題行動を起こす可能性が高くなります。
不妊手術を受ける事で、もちろんこのような問題の全てが解決される訳ではありませんが、これらの問題の発生率を低く抑える事ができます。
また万が一このような問題行動が発生した場合でも、不妊手術をしておくことで、しつけや問題行動の矯正がし易くなる場合があります。
また雄猫の場合は、マーキングのためのスプレー行動をある程度抑える事ができます。 但し、このような「性格」や「行動」に対する手術の影響の度合いは、手術を受けた年齢(月齢)により大幅に異なります。
一般的には、成犬(成猫)になってから手術を受けた場合の方が影響が少ないことが知られていますので、出来るだけ早期に不妊手術を受ける事が重要です。