『外房犬・猫の会の歩み』 | |
《2001年》 | |
5月 | 外房犬・猫の会を立ち上げ |
8月 | 里親探しはじめる |
《2003年》 | |
9月 | 不妊手術1000匹達成 |
9月 | ジャスコ茂原店 黄色いレシート参加 |
《2006年》 | |
12月 | 不妊手術2000匹達成 |
《2010年》 | |
2月 | 不妊手術3000匹達成 |
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現在日本では、毎日のようにおびただしい数の犬猫が殺処分されてしまっています。
捨てられる犬と猫があまりにも多いために、一匹一匹に対して安楽死の処置をしてあげることが出来ず、炭酸ガスにより窒息死させられます。更には、完全に心肺が停止したことを確認されることなく、焼却処分が待っています。
今まであなたのお近くで、保健所に連れて行かれた犬や猫はいませんでしたか。その犬と猫も同じ末路をたどっています。動物愛護センターや保健所は、新しい飼い主さんを探してくれる所ではありません。
私たちは偶数月の第一土曜日に、低料金で不妊・去勢を受けさせるキャンペーンを行っている「外房犬猫の会」です。新しい飼い主さんを探してあげるのは本当に大変な作業ですので、飼ってあげられないのであれば不妊・去勢手術をしてあげて欲しいと願っています。恵まれない命はこの世に誕生させない。それが動物愛護の第一歩だと考えます。
私の育った家では、私が生まれる前から犬が家族の一員でした。
犬しかみたことのない我が家に、初めて猫を保護したのは平成2年の夏、とても人懐っこくかわいい兄弟の子猫で、「だっこ(オス)」と「きなこ(メス)」と名づけました。
しかし、「きな」ちゃんは元気でしたが、「だっこ」には背中と耳にひどいかさぶたがあり、背中はカメの甲羅のようですぐにお風呂に入れてあげると「だっこ」には耳がありませんでした。
あると思っていた耳はかさぶただったのです。傷口は人により刃物で切られたようで、ごはんのあと出てくるフンには砂、草、ごみ等とても食べ物とは思えないものばかりでした。こんなものを食べていないと生きていけない生活ってどんなものだったのでしょう・・・「だっこ」はとにかくおおらかな性格で怒る、威嚇するということはまったくなく、そんな性格なのでどこかで耳や背中を刃物で切られるような虐待をうけたのでしょう。おなかが満たされた「だっこ」と「きな」ちゃんは私たちの足にスリスリ~~猫を知らない私たちにはそのスリスリがとてもくすぐったくスリスリしてくれるたびに鳥肌がたっていました(^^;
初めての猫が「だっこ」「きな」ちゃんでしたので私たち家族は『なんて猫はかわいいんだろう!』 と思い始め猫が気になるようになり、次第に捨て猫の保護を始めるようになりました。
猫のかわいさを知って数年後、同じ町内の一軒家で130匹の猫が増えてしまった方に出会いました。
助けてあげる方法もわからず困っていたとき、ある2つの愛護団体に相談をすると、130匹の猫たちすべてに不妊手術をし、里親探しもしてくださいました。そのような愛護団体のすばらしさと、いろいろな方のバックアップもあり2001年5月私は、『外房犬・猫の会』 を立ち上げました。
『外房犬・猫の会』 を立ち上げて10年が経ちました。いろいろな飼育現場をみて、私たちのできる限りの愛護活動を続けています。私たちの会は規模が小さく家族だけで活動しているので、助けてあげられる命も他の団体に比べるととても少ないと思います。しかし今では、3000匹 ( 2010年2月現在 ) の犬猫の不妊手術を終えることができました。
がんばって3000匹の不妊手術を呼びかけても愛護センターでの殺処分はなくなることはなく、殺処分される犬猫の90%が子犬、子猫です。「犬猫はブランドのバックではありません。物ではないのです。人間と同じ命があります。成犬成猫の不妊手術をすることで殺処分の90%がなくなるのです。犬猫を家族の一員として受け入れたからには終生あきることなくお世話をしてもらいたいと思います。」
「みなさんにもできること」それは、みなさんのまわりに生活している犬猫の不妊手術をしてあげることです。犬猫は何歳になっても話すことも、立ち上がることも、ごはんを作ることもできず飼い主さんだけが頼りなのです。愛護活動というものは愛護団体でなければできないことではありません。それは自分自身が愛護団体の代表になって初めてわかったことです。
みなさんも私たちと一緒に不妊手術という愛護活動をしていきませんか?自分の子供を飽きたからといって殺処分に出せますか?自分の子供と同じように終生の愛情をかけてあげてください。犬猫が大好きなみなさんになら必ずできます。飼い犬飼い猫に不妊手術を受けさせることが愛護活動の第一歩です。 そして、殺処分される残り10%の犬猫の里親探しにもご協力ください。新しい家族が見つかり幸せになっていく犬猫の後ろ姿を見送りましょう。
私たちは殺処分がなくならない限りこの活動を続けていきます。どうかみなさん私たちがこの活動をしなくてもいいときがくることを願っていてください。